神輿舎(しんよしゃ)

1617年に日光東照宮の仮の拝殿(一時的な参拝所)として建築された建物。日光にある、その他の色合い鮮やかな建物とは異なり、素木でできた本建築は創建当時の東照宮を偲ばせます。すなわち、東照宮は1630年代に建て替えが行われましたが、この拝殿はそれよりも前のものとされます。

現在、ここには三基の神輿が安置されています。二荒山神社では、毎年4月13日〜17日の期間、春の訪れを祝う弥生祭で神輿を利用。普段は本殿にある神の御霊が、祭礼時には神輿に移され神社の外へ渡御されます。

向かって左から、味耜高彦根命、大己貴命、田心姫命の乗る神輿です。