子種石(こだねいし)

古くから、この石を参拝すると子宝に恵まれ、また安産にもご利益があると言われています。そのため、現在でも多くの参拝者がここを訪れます。

参拝時には、石の前で祈りを捧げた後、石の周りを時計回りに回ります。参拝者の多くは、出産の無事を願って、またはその願いが聞き入れられたことへの感謝を込めて、小さな石を残して行きます。これは、小石の山として子種石の周りに見ることができます。

この石は(日本語で)子種石、あるいは子種権現と呼ばれています。権現とは仏が神道の神として現れることを指し、明治時代(1868年-1912年)まであった神仏習合の名残とも言えます。