運試しの鳥居

鳥居とは、聖域への入り口として設けられる神社の門です。そのため、鳥居は神社やそのほか聖なる場所の入り口に建てられます。この鳥居は一般的な鳥居とは違い、上部中央に丸い穴が設けられている点が特徴。この穴に小石を3つ投げ入れ、1つでも入ると願いが叶うと言われています。

この鳥居は、徳川幕府3代将軍・徳川家光(1604年-1651年)の家臣、梶定良(1612年-1698年)が1689年に奉納したもの。家光は、日光東照宮の再建立を命じ、輪王寺大猷院に祀られた人物として知られ、日光とは深い縁を持つ人物です。

梶定良は家光の死後、大猷院内で家光廟堂を守った忠臣であり、日光に墓所が存在しています。